睡眠時無呼吸外来このページを印刷する - 睡眠時無呼吸外来

「睡眠時無呼吸症候群」は2003年の山陽新幹線運転手の居眠り運転を機に注目を浴びるようになりました。肥満のある中年男性の病気というイメージが強いですが、実は日本人は軽度の肥満でも睡眠時無呼吸症候群を起こしやすい民族であることが知られています。また高血圧・糖尿病・心血管疾患(狭心症・心筋梗塞・脳梗塞)等の他の病気を招き悪化させる要因であることが報告されており、近年では不整脈との関連も明らかにされつつあります。「いびきをかいてよく寝ている」と見守るのではなく、「積極的に治療すべき疾患」であると考えましょう。

以下の症状が見られる場合には専門外来へ
日中の眠気・集中力低下、夜間中途覚醒、寝汗、睡眠中のあえぎやうめき、夜間頻尿、起床時の頭痛、喉の渇き、熟睡感の欠如、朝の高血圧など。
周囲の人が気づく症状としては、睡眠中のいびきや呼吸停止、うたた寝があげられます。(自覚症状がなくても重症の睡眠時無呼吸である場合も多くあります。)

注意すべき持病
肥満・高血圧症・糖尿病・脂質代謝異常症(コレステロール値異常)・心血管疾患(狭心症・心筋梗塞・脳梗塞)・心不全・不整脈(心房細動)・扁桃肥大・アデノイド肥大・慢性閉塞性肺疾患(肺気腫・COPD)・末端肥大症(下垂体腫瘍)など
睡眠時無呼吸症候群は治療可能な疾患です。疑いのある場合はまず自宅でできる簡易検査をいたしましょう。必要な場合は精密検査を行い、ひとりひとりにあった対策を考えます。

担当医・診察日時

担当医:呼吸器内科 菊池教大
診察日時:初診 金曜日 午後
       再診 金曜日 午前/午後
終夜ポリソムノグラフィ 水曜日16:00~翌7:00

担当医:呼吸器内科 増田美智子
診察日時:毎週火曜日 午後

予約およびお問い合わせ先

予約優先とさせていただきます。初診でもご予約をお受けいたします。かかりつけ医からの紹介状をご持参頂くと診察・検査がスムーズに行えます。メールにて随時、質問等をお受けいたします。

お問合わせ、事前予約について
紹介状のある方:029-826-7556 (地域医療連携室) 平日8:30~17:15
紹介状の無い方:029-826-6471 (診療予約センター) 平日12:30~16:00
メール:201-tiikiiryou@mail.hosp.go.jp
※メールでのお問合わせは、数日かかることもございます。