研究検査科このページを印刷する - 研究検査科

研究検査科は検体検査、生体検査を行っています。前者は一般検査、血液検査、生化学検査、血清検査、輸血検査、微生物検査、病理検査部門で、後者は生体検査を行う生理機能検査部門です。科長(医師)、臨床検査技師9名で構成され、臨床側から依頼された検査を迅速かつ正確に報告しています。

一般・血液検査

一般検査室
一般検査室は尿一般定性(色調、比重、pH、蛋白、糖、潜血反応、ケトン体、ビリルビン、ウロビリノーゲン、亜硝酸塩、白血球反応)、尿蛋白定量、尿糖定量、尿沈渣、便潜血、虫卵、髄液その他各種穿刺液の検査を行っています。外来診療において診察前検査を実施しているため、至急対応を行っています。

血液検査室
血液検査室は血算(赤血球、白血球、血小板等の数)、ヘモグロビン量、血液像(赤血球、白血球の形態および種類の分類)血液型、凝固・線溶系、骨髄像の検査を行っています。

生化学・血清・輸血検査

生化学検査室
生化学検査は肝機能検査(AST,ALT等)や腎機能検査(BUN,CRE等)を自動分析装置で測定しています。外来診療において診察前検査を実施しているため、至急対応を行っています。

免疫血清検査室
免疫血清検査室は腫瘍マーカー(CEA,CA19-9等)、感染症(HBsAg,HCVAb等)やアレルギー検査(スギ花粉、ハウスダスト等)を免疫測定装置で測定しています。

輸血検査室
2004年3月より人赤血球濃厚液(赤血球MAP)、新鮮凍結血漿(FFP)、濃厚血小板(PC)、自己血などの一元管理と輸血検査を実施し、より安全な輸血業務を目指し取り組んでいます。

微生物検査

一般細菌検査
感染症を起こしている部位より採取された検体(痰、便、尿など)より起炎病原体を確定し、それに対する薬剤感受性試験(抗菌薬の効果)を行っています。

抗酸菌(結核菌)検査
主に喀痰の抗酸菌(結核菌)を塗抹染色および培養で検出(培養同定)し、有効な抗生物質を調べます(感受性検査)。結果が出るまでに塗抹検査は至急時では1時間以内に報告、培養検査、PCR(核酸増幅)検査は外注検査で行っています。検査結果は培養検査で5-6週間、PCR検査は2-4日で報告しています。

インフルエンザ
冬に猛威を奮うインフルエンザウイルスに関しては、30分以内で検査報告を行い、医師が迅速に治療を行えるように対処しています。

院内感染防止対策
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)をはじめとした細菌による院内感染事故を無くすため、院内に設置されている『院内感染防止対策委員会』に菌の検出状況を報告し、病院スタッフ一丸となって院内感染事故防止に取り組んでいます。

生理機能検査

生理機能検査では、心電図、トレッドミル、超音波、肺機能、脳波、聴性誘発脳幹反応、神経伝導速度などの検査を行っています。

心電図検査
胸部および左右の手首と足首に電極をつけます。心筋梗塞、狭心症、不整脈等の診断について行う検査です。

ホルター心電図検査
主に不整脈、狭心症等の有無を診断するため、日常生活中の心電図を長時間(24時間)にわたって記録します。胸部に電極を貼り、小型の記録器を携帯してもらいます。

肺機能検査
マウスピースを口でくわえ、呼気や吸気などの換気量やその速度、抵抗などを求め換気機能障害の有無について評価する検査です。

脳波検査
頭皮上にたくさんの電極をつけ、脳神経から発生する波を記録します。ベッドに寝てもらい、目を閉じた状態で検査し途中で負荷試験(深呼吸や光刺激など)を行います。てんかんや脳血管障害等の診断について行う検査です。

神経伝導速度検査
手や足に電気刺激を与え、その刺激が神経に伝わっていく速度を測定し、末梢神経障害の有無やその程度を評価する検査です。

腹部・乳腺・甲状腺エコー検査
超音波を出す装置を体にあてることにより、その臓器に腫瘍あるいは結石などの有無を観察する検査です。

心臓・血管エコー検査
超音波を出す装置を体にあてることにより、心臓内の弁や壁などの動きや、血管内の血液の流れを観察する検査です。

病理検査

細胞診検査
人の体を構成する最小単位である細胞を検査の対象とし、それらの細胞を顕微鏡で細かく観察することで、病気の診断や治療方法の選択、治療効果の判定などに役立てる検査です。現在一般に良く知られているものとしては、子宮癌および肺癌検診等の検査として広く行われています。

病理組織検査
内視鏡検査にて採取された生検材料や、手術にて摘出された臓器を肉眼的に観察を行い、さらに特殊な方法を経て組織標本を作製し各種染色を行います。得られた標本を顕微鏡で観察することにより各病気の診断が行われます。これらの組織診断は、腫瘍の種類や炎症の程度など詳細に診断され、その後の治療方針や予後の判定などに役立てられます。検査に要する日数は、各種行程を経るため約5~10日間です。