放射線科このページを印刷する - 放射線科

放射線科では、単純X線撮影、パントモ撮影、X線透視検査、マンモグラフィ、血管造影検査、CT検査、MRI検査、RI検査、骨塩定量検査などの画像診断検査及び放射線治療をおこなっています。また、地域医療連携の一環として、近隣の医療機関から紹介された方の画像診断検査もおこなっています。

単純撮影
人体にX線を照射して、胸部、腹部、骨の撮影を行う検査です。レントゲン撮影とも言われます。当院ではFPD(フラットパネル)を用いて撮影し、パソコンのモニターで見ることができます。



パントモ撮影
歯科のX線撮影のことで、装置が顔の周りを回りながら撮影を行い、一枚の画像に全ての歯を撮影することができます。主に歯全体の様子や顎の関節、上下顎骨の状態を観る目的で行います。



X線透視検査
低線量のX線を連続的に使用し、リアルタイムで体内を観察できる装置です。当院ではバリウム検査、子宮卵管造影検査、気管支鏡検査や骨折の整復など様々な検査に使用されています。胃がん検診や人間ドックのバリウム検査もこちらの装置で行っています。



マンモグラフィ
乳房エックス線撮影(マンモグラフィ)は、専用の装置で乳房を圧迫し薄く伸ばした状態で撮影します。複数の方向から撮影することで全体をくまなく写し出せます。当院では女性技師にて撮影できるよう努めております。



血管造影検査
血管内に細いチューブ(カテーテル)を挿入し、造影剤を入れながら撮影する検査です。 当院では主に、心臓の血管の状態を調べる検査に用いられ、IVR(インターベンショナルラジオロジー)と言われる血管内治療も積極的に行っております。



CT検査
X線を体の周囲から当て、体の輪切りの画像を得て病気の診断を行う検査です。検査方法は「単純CT撮影」とヨード造影剤を使用する「造影CT検査」の2種類があります。どちらの方法で検査するかは目的によって異なりますが、造影剤を用いることで、臓器や血管にコントラストを付けることができ、より正確な診断が可能となります。検査時間は造影剤使用の有無にもよりますが、おおよそ5~20分程度で終わります。



MRI検査
磁気共鳴現象を利用して体内の情報を画像にする検査です。MRI検査は従来の放射線を使用した検査とは異なり、強力な磁石と電波を用いて画像を作り出す装置です。 放射線は使わないので被ばくはありませんが検査時間がかかります。検査部位や内容によりますが20~40分ほどかかります。



放射線治療
当院では直線加速器(リニアック)を用いた放射線治療を行っております。癌の根治を目的としたものから術後の再発予防のための照射、骨転移に対する疼痛緩和目的の照射など幅広く対応しております。他院様からの放射線治療のご依頼も承っておりますので、当院地域医療連携室までご相談ください。



核医学検査
特殊な薬剤(放射性医薬品)を注射して、臓器や体内組織に薬剤が集まる様子を専用の装置で画像化します。検査の種類によって、待ち時間や検査時間・注意事項が異なりますので、来院前にご確認ください。また、薬剤が特殊なため検査のキャンセルは前日までにお電話をお願いします。



骨塩定量検査(骨密度)
2種類の微量 X線を使って骨の密度を測定するDEXA法を使用して骨密度を測る検査です。当院では腰椎と大腿骨近位を測定して骨粗しょう症の診断を行っています。