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当院は、医学部を卒業した医師がまず2年間、さまざまな診療科をローテートして医師としての
臨床研修を行っている基幹型臨床研修病院です。
今回、当院の臨床研修医の森口裕之医師が英文誌に論文を掲載いたしました。
 
雑誌名 Journal of Infection and Chemotherapy
巻号頁 Volume 32, Issue 8, 103022
タイトル Therapeutic drug monitoring-guided linezolid salvage therapy for Lacticaseibacillus paracasei infective endocarditis: A case report
著者 Hiroyuki Moriguchi, Hidekazu Maruyama, Hitomi Saito, Chieko Tomiya, Katsushi Kanno, Michiko Saegusa, Makiko Nishikii, Hiroshi Kurihara, Yoko Kurihara, Naoaki Hashimoto, Masahiro Watanabe, Kiyofumi Ohkusu, Hiromichi Suzuki, Shoji Suzuki
掲載日 2026年6月30日
PMID 42379267
DOI 10.1016/j.jiac.2026.103022
要旨 Lacticaseibacillus paracaseiによる感染性心内膜炎に対しampicillin/clindamycinやlevofloxacinによる治療を試みたが、それぞれ薬剤熱や薬疹を疑う症状のため投与を継続できなかったため、linezolidによる治療を行った。治療薬物モニタリング(therapeutic drug moitoring: TDM)によりlinezolidの血中濃度を適切に管理することで、重篤な副作用を回避しながら長期間の治療を完遂した。本症例はLactobacillusによる感染性心内膜炎という非常に稀な状況に対し、救済治療の選択肢としてlinezolidが有用である可能性を示唆する。

【森口医師コメント】
研修医として初めての症例報告にあたり、指導医の丸山秀和先生、筑波大学附属病院感染症内科の
鈴木広道先生はじめ、当センターの複数の診療科や筑波大学附属病院感染症内科・検査科の皆様に
多大なご助力をいただきました。
非常に珍しい症例であり、かつ抗菌薬の選択や使い方の点でも新規性があると考えられましたが、
そのことを著者として責任を持って客観的に説明しきるためには、思っていた以上に多くの文献を
参照し、文章表現のうえでも細心の注意が必要であることを学びました。
辛抱強くご指導・サポートくださった先生方、ならびに、研究へのご理解とご協力をくださいました
患者様とご家族に、あらためて深く感謝申し上げます。
今後世界の何処かで同様の状況が生じた時にこの報告が参照され少しでも役に立てば、と願います。

【当院では今年度も初期臨床研修医を募集しております。
随時、病院見学も受け付けておりますのでご興味のある医学部生の方は是非、御連絡下さい。】
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